Yoganga (ヨガの八段階)ヨガの八段階は8つの項目を更に2つに分けることができます。まずBahiranga(Bahir=外の、外面的な、anga=角、肢体)、外面的な段階があります。 ・ Yama(ヤマ) ・ Niyama(ニヤマ) ・ Asana(アサナ) ・ Pranayama(プラーナーヤーム) ・ Pratyahara(プラティヤハラ) そしてAntaranga(Antar=内の、内面的な、anga=角、肢体)内面的な段階は、 ・ Dharana(ダァラナ) ・ Dhyana(ディヤーナ) ・ Samadhi(サマディ) 以上の8つになります。八段階が前五段と後三段で分かれているところを見ると、ヨガでは精神的・内面的な修行が最も大切で中核となる部分であると位置づけられていることが分かります。 Yoga Sutraの原文では、 Yama Niyama Asana Pranayama Pratyahara Dhrana Dhyana Smadhayo Astavangani(第2章、29項) と記されています。 ヨガの八段階に含まれる内容は: ・ 社会と調和を保つための自己コントロール ・ 個人を律するための規則 ・ ヨガのポーズ ・ Prana(生命エネルギー)の調整 ・ それぞれの感覚を対象物から引き出すこと ・ 本当の性質を熟考する事 ・ 真我(本当の自分)に対する瞑想 ・ 魂と一体化すること 大まかには、このように言えるでしょう。特に最後の三段階は「???」と思われる方も多いと思います。インドでは、古来ヨガは口伝で師匠から弟子にだけひっそりと伝えられる「奥義」のようなものだったと考えられています。それを顕著に表すエピソードを一つ。 ヨガの始祖とされるシヴァ神は、一番最初の生徒となる彼の妻にヨガを教えることにしました。そのヨガの奥義を他の誰にも知られないようにするために、海の底に沈んでそのため「誰にでも分かる」ように教えるというコンセプトがなく、このヨガ・スートラも「わざと分かりにくいように」著されています。 ジャンル別一覧
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